ベンソン級駆逐艦のうち、バブコック&ウィルコックス社設計によるグリーブスとニブラックを本級に編入せず、一番艦をリヴァモアとしてリヴァモア級駆逐艦(Livermore class Destroyers)と呼ばれたり[1]、グリーブスとニブラックおよび1939年度計画艦と1940年度計画によるブリストル以下の建造艦を分離して、後者をブリストル級駆逐艦(Bristol class Destroyers)と呼ぶこともある[2][3]。なお、アメリカ海軍では先に竣工した艦を艦級名とする慣習があり、基本的に建造を開始した時期や建造した造船所にとらわれない[3]。要目はベンソン級と大差ないが、ベンソン級のベスレヘム造船建造艦がベスレヘム社独自の機関を搭載したのに対し、本級では汎用型の機関が使用された[2]。1941年にグウィンからラドローとウィルクスからイングラハム(DD-433 - 438, DD-441 - 444)の10隻が建造された。1943年までに全64隻が就役した。